『七月の炭酸水』

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「2018年問題」#労働法 #雇止め

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これは「2018年問題」の記事。
俺も労働法に関わる事案なので気になっていたが、
(この改正に動いたのは民主党政権時)改正労働法で企業は5年ルール(非正規社員でも5年契約を更新すれば
労働者からの求めがあれば「有期雇用」から「無期雇用」転換するようにしなくてはならない)
という規定ができ、2018年4月にその「5年ルール適応」の1回目が始まる。

この新聞記事をみる限り、やっぱり企業は卑怯で
どうやったら、「雇い止め」ができるかということに躍起な企業も多い。
日立製作所(この記事に忠実に言えばジェンソンエンドジェンソンとの合弁子会社)
とかもそう。日本を代表する企業もヘーキでそんなことやってる。
俺が驚いたのは、本来労働者側に立つべき(だと俺は思っている)
社会保険労務士
でさえも企業向けのセミナーで
「どうすれば法の抜け道を使って雇止めが穏便にできるか」
という労務管理担当社員へのセミナーをやっているらしい...(ひどいなあ..)

--突っ込んで言えば、
  *あえて継続雇用の空白期間をもうけて5年に合算させないようにする
  *5年が立つ前に雇止めをする。
  (そうすれば5年ルールでの訴訟などが起こされにくい)
  *契約書にこっそり〇〇月31日で更新はしないと
  最後に一行書いておく 
など... 

やはり非正規社員は企業にとっては正社員の雇用を守るための安全弁か
経営悪化を防ぐためのコストカットや都合のいいようにみられていることは間違いない。

働き方改革が叫ばれているが例えば「2018年」問題について国会で問題にするとか
政府がもっとスピード感を持って動くとかは今の経団連の意向を汲みやすい政権では期待薄であろう。

 

#労働法 #雇止め #非正規問題 #社会問題