(簡単だが) パフォーマンス、ミス、ストレスの基礎心理学と当事者研究的仮説
働いていて、
強いストレス→業務スピード・パフォーマンスの低下→ミス
→落ち込む+生活習慣が乱れる(食欲の低下など)
→扁桃体が過活動を起こしてしまう→イライラする・抑うつが増える→悪循環
などの心理学的「仮説」(あくまで"仮説")
基礎心理学を使って、自分の経験を通じて当事者研究をした文章を
今んとこ図表素材だけあげたからコツコツ書こうかなと。
そもそもこの図を見れば、わかるように人間がストレスを受けると、ストレス反応が様々な側面で現れる。
そのストレス反応にうまくコーピング(対処行動)など、適切な気晴らし、休憩などを取ればストレスのマネジメントはうまくいき、自分のキャパシティの範囲内で活動ができる。
しかし、(個々人差がある)キャパシティを超えた時に重篤な反応やストレス性の疾患として循環器、消化器、呼吸器、緊張性頭痛/慢性頭痛、心理/行動などあらゆる心身の
側面やに異常がでる。
上記を踏まえた上で上の図をみて欲しい。
ストレッサーやストレスがかかると、脳の様々な重篤な部位に影響を及ぼす。
この中では、高ストレスやキャパシティを超えたストレスが「扁桃体」・「海馬」
などに影響し、「扁桃体」ならば、情動制御(イライラなど)や抑うつなどに関連する部位であり、ストレスホルモンの活性(コルチゾール・アドレナリンの分泌量増加)に影響が出る可能性もある。
また「海馬」にダメージが行ってしまうと、記憶になんらかの影響が生じる。
例えば、ものを忘れっぽくなったとか、ひどくなるとそれが重篤なトラウマとして、固着したり、PTSDになることさえある。
さて、ここでは上記の図について仕事のミスが増えるということとストレスの関係を簡単に。
「ヤーキンソン・ドットソンの逆十字仮説」の図表だが、
やはりここでも高ストレスがかかると、仕事のパフォーマンスが低下したりすることは
基礎心理学の仮説とは言え、 明らかだ。
上記では、個人にフォーカスしたストレスコーピングとその土台の生活習慣についての図だが、
もし、仕事に置いてミスが連発したり、ストレスのコーピングをしてもうまくいかない時には、
個人としての「ストレスマネジメント」の限界がきているという証拠でもあるので、
環境調整など、環境への介入をしないと、
個人のコーピングでは限界がある。それについては企業や管理職の方々なども
もし、従業員に個人のミスや業務のパフォーマンスや生活習慣の乱れなどが出たら、
その責任を個人化するのではなしに、基礎心理学に基づいた
科学的な視点から、ストレスや業務パフォーマンスについて考えてみる。
あるいは、個人のコーピングやそれに限界が見えたら
環境に介入したり、ストレッサー減少させるなどの環境面への
フォローを考えるなどしないと職場定着なんてありえない。
特にメンタルに障がいがある人々を雇用する事業所ではなおさら。