自閉症の僕が飛び跳ねる理由
おお、文庫化されていたとは!
俺は6年前ぐらいにハードカバーで読んだ気が..
とても良い本です。
関連してこの本もSFですが、
実際に自閉症の息子さんを持つ著者が書いた本なので
ちゃんとした障がいに対する理解に基づいた本。
こちらはSFと毛色は違いますが、とてもいい本です。
くらやみの速さはどれくらい (ハヤカワ文庫 SF ム 3-4)
- 作者: エリザベス・ムーン,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: 文庫
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長田弘「立ちつくす」
朝の、空の、どこまでも、透明な、薄青い、ひろがりの、遠くまで、うっすらと、仄かに、血が、真っ白なガーゼに、滲んでひろがってゆくように、太陽の、赤い光が、滲んでゆく。一日が、はじまる。――ここに立ちつくす私たちを、世界が、愛してくれますように。
『夜中の雨が』
夜中の雨が 私の眠りをたたく
夜中の雨が 私の胸のむなしさをたたく
風は消える
樹々に降る雨の静けさの中に
追憶はとけてゆく 木の葉をたたく雨音の単調さの中に
夜中の雨が 人生の遙かさを奏でる
夜中の雨が 私の悲しみを濡らす
絶望と希望
「生まれてこなければよかった」そんなこと思った夜が数えきれないほどあった。それでもわたしはずるずると生きてきた。
いまは「生まれてこなければよかった」と人々に思わせるあらゆる世界の悲惨や障壁と向き合って闘って、逆らって生きてやろうときめた。
いろんな人のおかげでここまで来たんだ。
犯罪被害を受けた子どものための支援ガイド―子どもと関わるすべての大人のために
臨床心理の専門書ですがオススメです。
最近も監禁事件があったりなかなかホットなイシュー(語弊があったらすみません)というか大人がどう向き合うべきか、専門家はもちろんの事、素人にできることはどういう風に兆候に気づいてしかるべきところや専門家にリファーできるかというところも。それは殆ど社会人としての責任と言ってもいいかもしれない。
それから間違えなく子供時代に受けたトラウマは将来にわたり、心に甚大なインパクトを心的外傷として刻んでしまう事実。5年後,10年...それ以降も。
それを考えると俺なんかは子供を対象にした愚劣な犯罪が起こるたび身が切られるように心が傷むよ。
犯罪被害を受けた子どものための支援ガイド―子どもと関わるすべての大人のために
- 作者: ピート・ウォリス,野坂祐子,大岡由佳
- 出版社/メーカー: 金剛出版
- 発売日: 2016/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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