『七月の炭酸水』

うどんが好きな、場末人の生存と残像。

2018 FIFA WORLD CUP RUSSIA™

俺も絶賛、World Cup日本代表に夢中なのだ。
私は薄々感づいている方もいらっしゃるかもしれないが、かなりの
サッカー戦術オタクだ。特に2戦目から見せた長谷部がリベロに落ちて3バックになり、ビルドアップを試みる「可変システム」がうまく行ったこと。 
 
加えて、グラーツの自宅でTV観戦していた元オシム監督も感激したという「走りながら考えるサッカー」の残響。データでも示されたベスト16の中でも素晴らしい成績の走行距離や圧倒的な走力。これらは俺の敬愛する森保コーチがいなければできなかっただろう。
「可変システム」は、広島→浦和をへて現札幌監督のペトロヴィッチ監督が広島にいた時の戦術。それを森保さんが広島アシスタントコーチから昇格し、監督を引き継ぎペトロヴィッチ監督のスタイルを継承し、発展させたものだからだ。
 
森保コーチ(兼U21監督)のサッカー哲学は「全員攻撃・全員守備」
そこのハードワークも要求しているし、長友が特に声を大にして発信し、原口も同調し、選手間の結束も高まった。
 
また、ハリルに叩き込まれた闘う姿勢。西野監督の強気と決断力と読み。日本がデュエルで勝っているパーセンテージも他のベスト16の国の中で10位以内に入っていて驚いた。
パス成功率は5位。まさに日本サッカーの英知をフル動員は口だけでなく、しっかりと落とし込まれている。素人なりにの感想だけど。
 
そして、何と言っても、西野監督のアグレッシブな采配と選手の人心掌握術。
あのプレッシャーを跳ね返す技量は並大抵ではない。
また、日本サッカーのステージを押し上げられたのは、西野監督の功績。
今後当面は日本代表のスタイルの道標とベースになるだろう。
 
決勝トーナメント対戦するのはベルギー。これは安堵した。なぜか。
 
もし、イングランドが負けなかったら、イングランドと戦うことになっていたであろう。日本にとってイングランドはクロスやセットプレもー強みなのでこっちの方が相手としては厄介かなと感じていた。セットプレーは最近の日本の弱点なので。
また、ベルギーとは親善試合で結構試合をしていて、ある程度戦った経験がある分戦いやすいのでは?と。もっともそれは相手も同じだが...
 
ベルギーは優勝候補だけにW杯はガチでくる。
もちろん、個の実力は日本の方が弱いし、下手。挑戦者であることに変わりはない。でも、DF昌子とか半端ないし。(槙野使ったら俺は怒る)
 
原口と香川を完全offで休ませられたのはほんとよかった。
乾や大迫、長谷部も途中出場なのである程度は休ませられた。これは今回サイドアタッカーの負担が大きい戦い方をしている日本にとって素晴らしいこと。
あとは俺が一番代表で好きな選手、柴崎岳は休ませられなかったのでそこが気がかり。あれだけ走っている長友、酒井宏樹も然り。