『七月の炭酸水』

作家・アート系気質な場末人の生存と残像。

ベストセラーになっている漫画について

 

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

 

 

この本を原作とした漫画が異例のベストセラーになっているとニュースでやっていた。
わたしはこの本を24歳くらいに読んだきりで読後感は自分がどう在りたいか?
ということを問いかける実存的な部分と社会学的な洞察を促すシーンやマルクスの哲学を平易に語る場面があったと記憶していたがおおむね記憶違いでなかった。自然科学のことにふれていたのは失念していたが、
またもし、気分がのれば、読みなおそうかなとも思う。

最近、健康に幸せに働くにはどうすればいいのか?考えることが多いので
そのヒントになればと考えるが、

今の時代状況の閉塞は出版当時の1937年の戦争の足音を感じるような時代状況の閉塞や格差など似ているところもあるが、経済や政治などのゲームのルールは戻れないくらいに変わっている。

もし、気が向いたとして読んでも感興はえられないかもしれない。
ただ、時代は廻り巡り巡るのだなとひしとかんじている。

最晩年の宮崎駿がこの題名で新作にとり組んでいるのは、
おじさんとして語りかけたいということもあるんじゃないかと思う。来るべきコペルくんたちへ

しかし、来るべき未来の人々に託すだけでは、ダメで
むしろ、今の「悪意に満ちた平和」に巻かれて生きる/仕方無く、世間から打ち捨てられることに怯えて奴隷のように働かされている

我々、なんでもない市井にいきる大人こそ、日々の世知辛い生活体験から自分のコトバで考え社会の在りかたや生き方を問い直さなければ、私達もコペル君のおじさんみたいにはなれない。

前の世代は反面教師だったと言われないためにも。

 

 

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

 

 (↑ベストセラーの漫画版「君たちはどう生きるか」はコチラ)