UKで起こったテロについて考えたこと ー社会防衛・基本的人権と人道上の保護の相克

また、UKのマンチェスターでテロがあった。
私もここまで凄惨な事件・テロが移民の人々などが起こしていることに対して少し前から考え方が変わって来ている。
私の住んでいる国ではないのでなんとも言えないところもある。という留保をした上で述べると、
移民の人はもちろん善良な人がほとんどだと思う(思いたい)
このようなことを起こすのは一部の過激な人だと思う。
しかし、その過激な人々を生み出すのは、社会的な移民に対する差別や苦しい立場に置かれる構造的暴力があるという
何かしらの「理由」もあるのも事実だと思う。

けれども、やはりテロ云々以前に人を10人,20人殺害し、50人に怪我というか傷害をするというのは、重い「犯罪」である。苦しい立場にあってもなんとか希望を失わずに前向きにあがいたりもがいたりしている移民や難民の人もいるし、その人びとにとってはこのような事件がフィードバックされてより排外主義的になるので迷惑だ。

そのような中で、基本的に移民は移民であり、最初からその国に生まれ育った国民たる地位にある人々からすれば、
例えば、自分の家に迎え入れた庇護を求めている人々の中に自分の家を壊したり家族(=同胞)に犯罪行為をしたら、「出て行け!!」となるのはあたりまえだと思う。

そのようなことを考えると、繰り返し頻発するテロに対して「基本的人権」というものは両者の基本的人権と利益の調整問題になると感じる。 そういうことを考えると『自国民の人権と安心して暮らせる社会を守るために出て行ってくださいまし。これ以上同胞を殺されたり、人権を侵害されるのはのは嫌です。いい加減もう我慢できません』という自らの「基本的人権」を主張してもなんら責められることではないと思う。
しかし、移民や難民の人にも「基本的人権」(人道上の保護)はもちろんある。
そのどちらの「基本的人権」を天秤にかけて公平なジャッジを決めるのかという視点を持つと、よりこの問題が複雑にねじれている根深い社会問題であるかということがはっきりするような気がした。