『七月の炭酸水』

作家・アート系気質なのに、会社員な人の生存と残像。

アレント『全体主義の起源』とポピュリズム

 

精読 アレント『全体主義の起源』 (講談社選書メチエ)

精読 アレント『全体主義の起源』 (講談社選書メチエ)

 

今、アメリカやヨーロッパや私たちの国でも起こっているポピュリズム的流れやトランプ当選をメディアや報道が分析する時、盛んに使われる言葉/言説である「怒れる白人中間階層」や「サイレント・マジョリティ」という言葉を聴いていると、
アレントの「全体主義の起源」で述べられたキーワードである「モッブ」や「人種主義」「帝国主義」を連想してしまう。(現在でいうと「帝国主義」≒「グローバル資本の暴走」かもしれない)

ポピュリズム」と「全体主義」ではその意味も中身も違うと思うけれど、何か似たような共通点があるなあと。特に中間階層の瓦解とその不満や社会の不安定さが過激な指導者を待望する民衆(アレントの言葉で言えばモッブ)を生み出すといった流れは、共通点があるかもなあと感じる今日この頃です。