『七月の炭酸水』

作家・アート系気質なのに、会社員な人の生存と残像。

新潮 2016年 10月号 所収 加藤典洋「シン・ゴジラ論」 読後感

 

新潮 2016年 10 月号 [雑誌]

新潮 2016年 10 月号 [雑誌]

 

雑誌「新潮」の加藤典洋シン・ゴジラ論」読んでみたけど、全然面白くなかった。

世代的に初代ゴジラインパクトが強いから、
初代ゴジラシン・ゴジラについて論が半々だったし、
シン・ゴジラの解釈に至っては、エヴァとか庵野監督の作品とか、
影響を与えた「ナウシカ」とか「帰ってきたウルトラマン」とか
庵野のバックグラウンドをよく読み解いてないから、

彼の「アメリカの影」や「戦後入門」で使っていた語彙を使えば、
シン・ゴジラを論じた部分については「空振り」に終わっていたと思う。

最後の人型をエヴァの「リリスの足」みたいなものと決めつけていたし、(あれはわざと不気味にするための演出で発展性のある意味のある部分であったのか?(俺はあれは使徒か巨神兵につながるものだと解釈している))

エヴァの使徒を「台風」のような天災のようなものとか、
それゆえ、第二形態を「鯰」(地震の象徴と加藤は感じたのだろうか?)のようと例えるあたり
庵野監督は深海ザメの「ラブカ」みたいなイメージで作ってくれと発言している)
センスが感じられない。

多分、世代ゆえの限界(感度の鈍さ)もあるのかもね。ざんねん。

俺だったらこうは書かない。