『七月の炭酸水』

うどんが好きな、場末人の生存と残像。

『7月の夜』

いつしか、

あったかい優しさと温もりがあった言葉も、何かのほんの些細なすれ違いでいつの間にかセメントのような言葉にすり替わって、二人の温度は冷えてゆく。降り積もる時がさらに二人を洪水のように二人を押し流し、引き離していく。

さよならなんだね。あなたはきっと幸せになれるよ?
だって僕を一瞬一瞬の刹那に幸せな気持ちにしてくれたから。僕はその尊い記憶を抱きしめて、その幸せが時の追憶になってゆくのを悲しんでいた
心はずっと雨降りでした。