『七月の炭酸水』

作家・アート系気質なのに、会社員な人の生存と残像。

僕を通り過ぎた女の子

僕はこれまで、好きな女の子には傷つけられたり、少し病んでいる女の子と映画を見て一緒に泣いたけど、音信不通になってしまう(たぶん風の噂で暗に聞いても自殺だろう)女の子がいたり、一生懸命支えても、裏切られるようなことをされる女の子を好きになったり

 

なんだか、悲しい体験ばっかりしている。
せめて夢の中でも出てきたりしたら、とかどっかからひょいっとまた現れたりしてくれないかなとか。


ここ何年か俺は何かしら病んでそうな女の子がが寄ってくる傾向が多い。

 

いずれにせよ女のひとは綺麗な純朴なマリア様でもない。

俺の名前は神様なんかじゃない、君が泣いていても僕は何にもしてあげられない、僕は無力で飯食って、寝て、性欲がある無力な不完全な人間だ。

 

でもその女の子たちは、離れていってもう二度と会えないけれど、心の中に「いる」。
僕の旅の途中で出会って親密に話ししたりした女の子たちにはもう会えないけれど、それを考えると、俺の心に愛しさや悲しみがないまぜになってなんだかなんともいえなくなって、メンタル的に具合が悪くなった。もう、僕を愛してくれる人なんていないと。よこしまな欲望抱えるくらいなら、いっそ消えた方が楽だと。昨日。

 

「女の子はわがままだ/よくわからない生き物だ/でも優しくしてしまう/何も返ってこないのに/大人になった女の子/僕をどこまでも愛してくれよ/何も持て余さないで/好きだという気持ちだけで/何も食べなくていいくらい/愛しい顔を見せてくれよ」

くるり『男の子と女の子』)