工藤啓・西田亮介『無業社会ーー働くことができない若者たちの未来』朝日新聞出版(2014)

無業社会 働くことができない若者たちの未来 (朝日新書) 作者: 工藤啓,西田亮介 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2014/06/13 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 工藤啓・西田亮介「無業社会」予約したけれど、若者に対して多様な支援…

NHKカルチャーラジオ:文学の世界 大人のための宮澤賢治再入門

NHKカルチャーラジオ 文学の世界 大人のための宮沢賢治再入門―ほんとうの幸いを探して (NHKシリーズ) 作者: 山下聖美 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2015/12/25 メディア: ムック この商品を含むブログを見る 毎回楽しみにしているカルチャーラジオがあ…

【再掲】現在、2パーセントの障がい者の法定雇用率(2018年に5パーセント精神障がい者の雇用義務化)、その中での精神障がい者の比率の圧倒的な乏しさについて。

「障害者雇用の内訳を見ると、身体障害者が約76%、知的障害者が約20%であるのに対し、精神障害者は約4%と大きく差が開いている。」 これは2013年12月の記事だが、障害者枠の法定雇用率2%(たとえば2000人の従業員の会社の2%は精神・身体・知的を総合し、40…

加藤典洋『戦後入門』をめぐって

加藤典洋さんは明治学院にいたこともあって、(国際学部の授業に潜ったこともあったっけ。ちなみにそのポストをついだのが高橋源一郎 現明治学院大教授 *もちろん筆者は明治学院大卒)僕に日本語と批評という営みを明瞭にものすごくシンプルに氷解させてく…

学問・教養と文芸批評

21か22歳の時のハナシ。「文芸批評」ということについて論を進める前に考えていた。結局、そんな物は堂々巡りであり、わかるはずもなかった。提出期限は過ぎたが、なんとか梅崎春生について書いた。ガッツのない親友の増田くんは諦めて後期のゼミに脱落…

おこがましいかもしれんが、翻訳に向いてる人の条件(私見です)

【翻訳をこれまでやっていて思ったこと】 翻訳って当たり前だけど難しい。唐突だが、翻訳ができるようになる条件や翻訳にはこういう人が向いてるかもなということを私見を挟んで書いてみる。 ・英語の読解力 これは言うまでもない。英文を見て単語を調べてそ…

「翻訳について」

翻訳って本当に難しいと痛感する。特に実際の翻訳の仕事をやってみて振り返ってみるとそれを痛感する。 俺は結構真面目で、(翻訳)仕事に対しては没入し、「神は細部に宿る」ということでディテールにもこだわって仕事をしたつもりだ。 しかし、やっぱり2…

『竹内好セレクション』から

「ドレイとして、主人にかわいがられるドレイは、自分が主人になると、自分の使っているドレイを酷使する、ということをいっております。ドレイという言葉を魯迅は、よく使います。それは社会関係での実際のドレイという階級をさすのではなく、対人関係での…

真木悠介/見田宗介「人間解放の理論のために」からの抜き書き

ーー現代の地を吹き抜けるシニシズムの意識を通して、われわれがわれわれ自身の物化を完成し、物質性の宇宙の暗闇に飲み込まれることを欲するのでないならば(中略)これらの要求が否定されるとき、さまざまな人間的悲惨の形態があらわれる。すなわち、創造…

ラジオで流れてきた国会中継

先日は皮膚科の診察をして、昨日、午前中に紹介状をまた病院まで取りに行ったので、午後は暇でぼーっとしておった。 NHKのラジオをつけたら、国会中継をやっていた。自民党・公明党の質疑はつまらないが、民主党の蓮舫議員と山本太郎と〜(以下略 の山本太郎…

わたしが娼婦になったら(寺山修司『少女詩集』)

あたしが娼婦になったらいちばん最初のおきゃくはおかもとたろうだあたしが娼婦になったらあたしがいままで買い求めた本をみんな古本屋に売り払って、世界中で一番香りのよい石鹸を買おうあたしが娼婦になったら悲しみをいっぱい背負ってきた人には、翼をあ…

三島由紀夫『英霊の聲』・短編『復讐』について

閣僚・政治家の靖国参拝がいっつもこの時期とか、話題になるが一体なんなんだろうと思う。 政治家曰く、 英霊に感謝の意を捧げるとともに国のために殉じてくれてありがとうございます。不戦の誓いとともに(云々と) 要するに国家のために死んでくれてありが…

川内原発稼働に対する海外メディアの報道

Japan restarts first nuclear power plant since Fukushima - BBC Newswww.bbc.com Japan restarts first nuclear reactor since Fukushima - CNN.comedition.cnn.com Atomkraftwerk Sendai: Nach Fukushima: Japan kehrt zur Atomkraft zurück - heute-Nac…

Yahooに投稿した『原爆の体験を時代に伝えるためにはどうしたらいいと思いますか』についての私のささやかな回答

私は1985年生まれ、東京都出身ということもあり、原爆が落ちた広島・長崎に行ったこと・そしてそこで平和について体験者から語りを聴いたことはありません。ですが、私の母が曽祖母にまさに生身で体験した戦争の悲惨さを語ってくれたことを私にも話す機会や…

書くこと、金を取ること、日々奪われ続ける私の生存と自由

たった一人ぼっちでの、3ヶ月の就職活動を終えた。 どこにも内定が出ず、感情が麻痺した。シュタージのエージェントのように邪悪な魂がこころの中で蠢いている。俺は不自由だ。徹底的に。自由について思索したアイザィア・バーリンの言葉によれば、「消極的…

【就職活動について】

結局、今日対策に準備をかけ、手ごたえも感じ、とても入りたい本命のりくるーとさぽーとおふぃすからお祈り手紙が来た。ショックだが、お祈りメールをもう20回ほど見ているのでいつものことだった。今回にかぎってはかなり解せない。といっても結果は結果…

「目には目を」「復讐には復讐を」ーーそのようなどうしようもない連鎖は今も断ち切れてはいない。(映画 アメリカン・スナイパーについて)

アメリカン・スナイパー ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray] 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント 発売日: 2015/07/08 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (7件) を見る アメリカ…

誰も戦争を教えてくれなくても、文学でなら追体験できる

文学をとおして戦争と人間を考える 作者: 彦坂諦 出版社/メーカー: れんが書房新社 発売日: 2014/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 私の好きな作家、町田康は「読書する」という体験はそれだけで日常〈いま〉を離れた世界を追体験する行為だ…