『七月の炭酸水』

作家・アート系気質なのに、会社員な人の生存と残像。

文学

NHKカルチャーラジオ:文学の世界 大人のための宮澤賢治再入門

NHKカルチャーラジオ 文学の世界 大人のための宮沢賢治再入門―ほんとうの幸いを探して (NHKシリーズ) 作者: 山下聖美 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2015/12/25 メディア: ムック この商品を含むブログを見る 毎回楽しみにしているカルチャーラジオがあ…

加藤典洋『戦後入門』をめぐって

加藤典洋さんは明治学院にいたこともあって、(国際学部の授業に潜ったこともあったっけ。ちなみにそのポストをついだのが高橋源一郎 現明治学院大教授 *もちろん筆者は明治学院大卒)僕に日本語と批評という営みを明瞭にものすごくシンプルに氷解させてく…

学問・教養と文芸批評

21か22歳の時のハナシ。「文芸批評」ということについて論を進める前に考えていた。結局、そんな物は堂々巡りであり、わかるはずもなかった。提出期限は過ぎたが、なんとか梅崎春生について書いた。ガッツのない親友の増田くんは諦めて後期のゼミに脱落…

おこがましいかもしれんが、翻訳に向いてる人の条件(私見です)

【翻訳をこれまでやっていて思ったこと】 翻訳って当たり前だけど難しい。唐突だが、翻訳ができるようになる条件や翻訳にはこういう人が向いてるかもなということを私見を挟んで書いてみる。 ・英語の読解力 これは言うまでもない。英文を見て単語を調べてそ…

「翻訳について」

翻訳って本当に難しいと痛感する。特に実際の翻訳の仕事をやってみて振り返ってみるとそれを痛感する。 俺は結構真面目で、(翻訳)仕事に対しては没入し、「神は細部に宿る」ということでディテールにもこだわって仕事をしたつもりだ。 しかし、やっぱり2…

『竹内好セレクション』から

「ドレイとして、主人にかわいがられるドレイは、自分が主人になると、自分の使っているドレイを酷使する、ということをいっております。ドレイという言葉を魯迅は、よく使います。それは社会関係での実際のドレイという階級をさすのではなく、対人関係での…

わたしが娼婦になったら(寺山修司『少女詩集』)

あたしが娼婦になったらいちばん最初のおきゃくはおかもとたろうだあたしが娼婦になったらあたしがいままで買い求めた本をみんな古本屋に売り払って、世界中で一番香りのよい石鹸を買おうあたしが娼婦になったら悲しみをいっぱい背負ってきた人には、翼をあ…

三島由紀夫『英霊の聲』・短編『復讐』について

閣僚・政治家の靖国参拝がいっつもこの時期とか、話題になるが一体なんなんだろうと思う。 政治家曰く、 英霊に感謝の意を捧げるとともに国のために殉じてくれてありがとうございます。不戦の誓いとともに(云々と) 要するに国家のために死んでくれてありが…

誰も戦争を教えてくれなくても、文学でなら追体験できる

文学をとおして戦争と人間を考える 作者: 彦坂諦 出版社/メーカー: れんが書房新社 発売日: 2014/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 私の好きな作家、町田康は「読書する」という体験はそれだけで日常〈いま〉を離れた世界を追体験する行為だ…